不思議なマーケット

vietatofumare2007-01-05


 イギリスに来てしまった。英語は得意ではない。ホテルのフロントにギルフォードの街についてあれこれ聞くのも面倒から、自分で町中をうろうろして探すよりない。とりあえず本屋に行くか。そう思って街に出た。金曜日だからだろうか、町中の一角にマーケットが店を出す準備をしている。フルーツや魚、肉、花、鞄など日用品が並ぶようである。

 うろうろしていたら骨が転がっている店を見つけた。まだ、肉片がこびりついている牛の骨であろうか。無造作にカゴに入っている。売り物のようだ。ラーメン屋さんがあるわけでもないだろう。イギリスではこんな骨からだしをとる料理をつくるのか。料理熱心な人もイギリスにはいるのか。ちょっと驚いた。そんなことを考えてたら、店の看板が目に入った。犬・猫などのペット用品の店であった。この骨は「犬ようのガム」なのか。私が知っている限り、犬ガムは樹脂やゴムのようなものだ。こちらでは、「ホンモノ」の骨を犬に上げるのか。それなら犬も食いごたえがあるだろう。噛れば噛るほどダシがでそうである。