人種差別の余波

vietatofumare2007-01-23


 ビックブラザーというテレビ番組の中で人種差別発言が行われたという問題について、いまだにくすぶっている。新聞などは、番組を中止しろ(axeという動詞を使っているが、これは斧で頭をばっさりと切り落とすという動詞なのだ)という論調である。番組で発言したジェイドという名の女性は涙ながらに陳謝する報道もされていた。しかし、放送局の理事たちは、残念に思っているというコメントとを出したあとで「でも、番組についてはサポートする」という表明をしていた。

 英国人の「人種差別はあっていはいけない」という認識は相当強いようである。ある本で、「高い教育を受ける人は子供の頃から徹底して人種差別はするな」とたたき込まれるという話を読んだのだが、マスコミの人種差別にたいする論調の強さというのはそこからくるのかもしれない。ジュードさんは教育が高くなかったんでしょうねぇ、ホント。しかし、だが。しょせんはヨーロッパ人はアジア人を腹の底では差別していますよ。それをひた隠しにするために、心理学的には差別問題に逆上するんでしょう。

 ちなみに、BBCを初めどの放送局は問題の発言のシーンを何度も何度も放送しているが、私にはよく聞き取れない。BBCはそもそも肝心なところは「ピー」となってしまう(放送禁止用語扱い)なのだから、なんのニュースか分からない。(ふぁんきんねばーんらんどからきたおみめさまなんかあーだこーだ、と言っているらしいのだがわかんなよい、何度聞いても)。そろそろ渡英して3週間がたとうとしているが、全く英語力が上がらん。