犯罪の手口には世界性がある

vietatofumare2007-01-31


 BBCでロンドンでのアイデンティティー・犯罪についてのドキュメンタリーを放送していた。ちょっと見たら引き込まれた。日本のニュースで紹介されていたことと同じようなことを説明していた。カード犯罪の定番であるスキミング、暗証番号を盗み取るための小型カメラ(ATMなんかに備え付けるタイプ)、家庭ゴミから無防備にもすてられた支払い明細などからカード番号、サインなどを盗み込むタイプ、いわれのない請求書を銀行の名においての架空請求、インターネットでのフィッシングなどなど。パスポートの偽造などもなっていた。ロンドンだから怖い、ということはない。これは日本でも完全に同じだ。英語圏からの攻撃がない分日本のが少し静かなのかもしれない。

 それにしても、インターネットのバンキングは相当注意しないといけない。そのあたりはちゃんと「最新の知識」を常に身に付けて防衛していく必要がある。一体どうしたらいいものか、安全な世の中は来ないものかと嘆きたくなるが、そんな世界は来ないだろう。コンピュータについては、世界中の人が同時に新しい経験をしているのだから、勉強すればいいというものではない。知識を身に付けるとともに予測することもしないといけない。便利な道具を全部放棄できないのなら、その代償は「緊張」とか「勉強」とかいうものになる。このBBCの番組でも家庭用無線LANの漏れ状態を車で巡回して調べるということを紹介していた。SIDとかWPAとか言う言葉を知っていかないと。

 クレジットカードについては人前でPIN番号をなるべく入力しない、明細はまめに調べる、当然家計簿が必要、コンピューターについてはおかしなメールは開かない、変なサイトへは行かない、Windowsは使わないなどいろいろあろう。体力ではなく頭の中、法律の中での野生生活に適用してかなければならい。世界中同じ問題を抱えているようである。BBCがちょっといいなと思うのは、番組で紹介した関連情報をきちんとWWWにまとめてあるところである。