ロンドン・プライド

vietatofumare2007-02-16


 パブに行ったときにはいつもギネスを飲んでいた。うまいんですね。明らかに日本で飲むのと味が違う。パブであること、そもそもイギリスにいるという情報が影響しているとは思いますが。それでも、私は好きなので必ず2パイント(2杯ですね)飲んでいます。ところがあるときエールを勧められて飲んでみました。3ヶ月イギリスに滞在するのですが、それがちょうど1.5ヶ月たったときだったので、「うまい、後半はこれをずっと飲む」と宣言しました。

 名前は「ロンドン・プライド」。エールという種類のビール?だそうです。私は知りませんでした。日本ではあまり見かけないそうですね。なんでも、ぬるくしても飲めるそうです。冷蔵庫がない人が部屋で飲むのに良いそうです。どうも伝聞ばかりですが。ビールではないです。いわゆる「苦さ」と呼ばれている味がない。私は思うのですが「ハーブティー」ような香りがします。沢山飲んでも「ビール臭い」息にはらないでしょう。味はしっかりあります。ルイボス・ティーというのを飲んだことがありますが、あれのお酒のような感じでしょうか。しっかり酔っぱらうのでアルコールはビールと同じくらいかな。

 「何飲む? ロンドン・プライドある?」 そんな発言をするシーン、日本ではあまり思いつかないですけど。でも、ロンドン(近郊)に3ヶ月も済んだという経験があるのだから、ちょっと知ったかぶりしてみようかと。「ロンドン・プライドが好きかな」なんて言うシーンもありえるでしょうか、日本に帰ってから。そんなことはさておき、エールというカテゴリーの酒を初めて飲んでみて、偉く気に入ったという話です。ついでに、パブでの注文についてすこし記録。

 パブにはカウンターがあって、そこでまずお酒を買います。ウエイターさんがいるわけではないし、必ずしも「注文待ち」をしているスタッフがカウンターにいるわけではないですが、カウンターでしか注文は受けませんからそこへ行きます。ここがまごつきます。ドトールやスタバのような「注文する場所」が決まっていません。デパ地下の総菜屋と同じで、なんとか人を捕まえて注文するしかない(私はこれが苦手なんですが)。そこで、ビールやワインなどの飲み物を注文します。食べ物画ある場合はそこで同時に注文してもいいです。そしておカネをキャッシュで支払います。料理を頼んだときは番号札をくれます。でかいスプーンだったり、ワインボトルに数字が描いてあったりします。それをもって席に行きます。全席自由です。イタリアのバールやカフェのような「コベルト」のようなものは支払いません。当然チップも要らない。立って飲んでもいいですよ、もちろん。

 金曜日はパブは混みます。本当にすし詰めです。初めて行った人には、金曜日のパブで注文するのは「気が引ける」でしょう。多分、私なら店に入れもしないでしょう。それでも注文するには人をかきわけでカウンターのスタッフに注文しておカネをはらうしかない。逆に言えば、それでいいのです。簡単。だれも妨害しません。面白いことですが、全ての人が座って飲むことをしません。すし詰めでも空席があったりします。一種の立食パーティーですね。お客さんは話に熱中しています。だから、座らない人も多い。

 あと、パブは夜には料理をだしません。食べ物はピーナッツとかポテトチップスだけです。昼間は食事できますけど、大抵3−4時くらいで終了しちゃいます。パブの食事はレストランよりも安いしおいしいです。追加ですが、イギリスにきて1.5ヶ月ですが未だに「まずい」料理には出会っていません。パブさまさまです。明後日の日曜日にはロンドンには行かないで部屋で勉強してもしようと思っています。昼飯は「サンデーロースト」だな。うまいんだ、これが。