911の真偽を問う番組がBBCで

vietatofumare2007-02-24


 トラファルガー広場反戦デモをやっていた。いろいろ行進して最後の終結場所がこのなのだろう。ロンドンの中心だし。最近、テレビでもイラクへの英軍派兵についていろいろ議論がある。プリンスも軍隊の一員として派兵されているらしく、それに反対する意見を車体に書いてロンドン市内をデモってしたトラックが捕まったというニュースもあった。

 イラク派兵のそもそもはブッシュさんたちの石油利権確保が原因だということはさすがにばれているはず。あるあると言っていた大量殺害兵器?がなくても、なんの問題にもなっていないし、もうさすがにアメリカでそれを問題にするひともない。当然日本政府の偉い人は無視するし、マスコミ関係の人も「あるある大辞典」の方が問題だと思っている。

 911アメリカの自作自演であったという話は、日本ではトンデモ本扱いされている本にも紹介されている。いわゆる理系の人がみれば、その論旨はかなり明確で「ビルの破壊は制御された爆破によるものである」という見解はかなり全うで、文科系の人が「陰謀説」として葬りさろうとがんばっているようにしか見えない。まぁ、政治は「あることないこといって人を束ねる」行為でしないから、材料工学の基礎知識もない人とこの話を語り合うほどばかげたこともないし、当然他人に勧めはしない。

 先週だが、このテーマを正面から取り扱ったBBCの特番が放送された。へぇ、BBCやるなぁ。ひょっとしたらだが、英国人ならば「ビルの爆破や国防省に旅客機が突っ込んだわけないという見解の根拠を理解できる人」が結構いるのかもしれないなぁと思っていた。そしたらこのデモである。デモ行進する人のプラカードに911の話がのっていて面白かった。リアクションが早いので、社会の中で生きているなぁという「リアルタイム性」を多いに感じる。デモが必ずしも効果的な方法ではないと思うが、政治に対する一人一人の行動が明確で面白い。と同時に、ホテルの部屋が気にくわなくてもだまってやり過ごしてしまう自分のメンタリティーに日本人を感じる。