そろそろ春の準備

vietatofumare2007-02-28


 もう春になったという話を日本にいる家族から聞きました。梅は満開で、桜もつぼみをつけているとか。開花予想は3月の中旬ということだそうで、私が帰国するときには下手をすると葉桜かもしれない。春の鉢植えがそろそろホームセンターあたりではたくさん入荷しているのだろうか。あまり日本のWEBも覗いていないので何がどうなっているのかよくわからないが、3月になればもう春の気配がしているであろう。

 こちらではどうか。ダウンジャケットはスーツケースに戻した。フリースもいらない。ヨーロッパの冬は顔が痙るほど寒いと聞いていたのだが、完全にはずした。気温もだいたい10度前後。最近はコンスタントに10度以上。時折寒いと感じることはある。しかし、「冷たい」と思うことはない。サレー大学の中を通過したときに、白い花をつけた木を遠目で見たのだが、あれは梅だったのだろうか。まだ桜が咲いたという話は聞かない(いや、BBC/Londonというローカルニュースで見たような気もする)。

 日本の職場でいろいろ作業を一緒にやってくれた学生さんが3月に卒業するのだが、送別会に立ち会えなくて残念である。それぞれ希望通りの仕事に着けたのだとは思うのだが、うまくやっていってくれることを期待するよりない。贈り物として、月並みだが万年筆を準備した。人への贈り物なのだが、単純に「オレはこれがいいなぁ」と思うものにした。ちょっと痛手だがこの手は安物を買うと逆に損なことになる。実際に使えるものを選択したのでいわゆる万年筆っぽくないが、ラミーの定番であるラミー2000だから飽きは来ないであろう。要らないなら、返して欲しいところだ。

 明日から3月。いよいよ現在の作業もまとめに入らないといけない。こういうときは「60点をとろう」という姿勢が大切である。完全に新規なものは捨てる。でないと、作業結果は全損になるので。思ったほど出来ていないとしても、それが実力なのだから仕方ない。出来たところまでを形にすると「意外におもしろい」というふうに感じるかもしれない。期限が切られている研究ならばこの方法でよいはずである。ここで欲を出すと失敗するのだ。