ケンタッキー

vietatofumare2007-03-06


 どこの待ちでもケンタッキーの一つや二つはある。ギルフォードには1件しかないようで、週末の夕方は激込みになる。ウィークディはそうでもない。いつも仕事帰りに店の前を通るのだが、だいたい閑散としている。人がいないわけではないが、並んでいる人の姿を見ることは少ない。ところがたまに何故だか知らないが異様に込む。たまたま、なのだろうけど。

 帰国まで一月を切ったので金銭引き締めを少し緩めている。といっても、ケンタッキーでたまに夕飯を買う程度なのだけど。それも、ミール(要するにポテトと飲み物を一緒にしたセット)にしないでチキンだけ買うだけななので3ポンド弱(おそらく、日本円では600円はしていない)で抑えている。いつもの夕飯のスコーンならば100円で済むのでかなり贅沢な行為であるのだが、まぁいいだろう。

 今日はケンタッキーによってチキンを買ったのだが、運悪く激込み状態だった。店の外まで列ができていた。やめようかとも思ったのだが一端「買う」ときめたら買わざるを得ないという気分になるので並んでまった。レジにはインド系と中国系の女性が入っている。厨房は(やっぱり)中国人のにーちゃんである。イギリス人の高校生はどこでアルバイトしておるのだろうか?と思ってしまうくらい、ファーストフードにはアジア系の若者が独占しているようである。インド人のレジの人は不慣れのようである。入ったばかりなのか。ただし、珍しく笑顔で対応している。インド系の人がにこりと笑うと迫力があって意外に良い。ちょっとした発見である。一方、中国人の女性はバシバシ動いてくれる。注文をウナヅキながらにこりともせずさっさと動く。一つ一つの動作に無駄がなく、見ていて綺麗である。こちらはこちらで良さがある。こういう仕事は中国の人に限ると確信する。多分、イギリス人もそう思っているだろう。そして、だらしない姿でいんちきな列の作りかたで注文しているのがイギリス人の若者である。ひどいのになると、注文した品物が全部そろうのを待っている間に、手もとにあるチキンを食べ出す。大丈夫ですかねぇ大英帝国は、と人事ながら心配になる。まぁ、振り返って思うと日本もイギリスのようになりつつあるのかもしれないけど。

 インド人の店員さんから注文したものを渡された。クリスビー・ストリップを3コ。トップギアの再放送でも見ながら食べますかね。それにしても、全体として店の効率は悪い。人はてきぱき動いているのに効率が悪く見えるのは、マニュアルが悪いか店の設計がおかしいかであろう。改善の余地は覆いにある。おれならば・・・、ト余計なことを考えながら待った。20分。それでも待った気分にはならなかった。

 しかし、部屋で明けてみたら違うものだった。ホット・ウイングが入っている。トップギアは今週が今シリーズの最終回のようである、残念。ついていないや。