有楽町のMUJIが

vietatofumare2007-03-10


 トッテンハムコートロードからオックスフォードサーカスへ続く道は賑やか。週末にしか来ないけれど、普段はどんな感じなのだろうか。電気屋洋服屋や土産屋が連なっている。まぁ、おしゃれな一角とは言えないけれど、晴れた日なら歩いていると元気になるような通りである。ひっきりなしに二階建てバスが停車して、若い人が乗り降りしている。

 大英博物館から帰る途中なのだが、歩いたことがない道を歩くことにしていて、今日はこの道を通っている。腹減ったなぁと思っていたら焼きそばが見えた。幻影かと思ったが、中国系の人の店で「ヌードル・バー」とある。屋台の麺屋という感じである。中華の味付けならばそんなおかしなことにはならないだろう。そう思って、一つ買って中で食べた。店の中はベンチが並んでいて自由に座って食べろというところである。座ってから思い出したのだが、値段は4.5ポンドだった。4.5!(1000円近い)。どう見ても屋台の焼きそばで、しかもキャベツしか入っていない。味は問題ないのだが、麺はカップ麺のようなものだった。これが1000円。なんでこんなものを・・・。ま、だけどまずくはないからいいか。こんなものを誰が食うのだろうと周りをみると黒人のにーちゃんなんかも食べている。びっくりである。おめぇ、観光客じゃないのでなんでこんなもん食っているのだ?

 なんでも高いロンドンである。イギリス人の給与水準はスゴイ高いのか。日本に遊びに来たらうれしいだろうな。そう思って店をウインドウをのぞきながら歩いていたら「新しい肌着」という日本語を発見する。なんの店だろうか、と思ったらMUJI無印良品)である。意外に流行っている。MUJIの商品は世界性があるから、どこでも売れるよな。ピカデリーサーカスのあたりで一軒みたから、ロンドンには少なくとも2件あるのか。スゴイことである。

 自動車と電機製品でもそうなのだが、イギリスにおける日本の製品は性能と同時に「デザイン」で売れているような気がする。会社の中ではバイオを持ち歩いている人をかなり見かける。同性能でもっと安いパソコンもあるけど、ブランドとそれに十分マッチているデザインで商品がうれているような気がする。もちろん、これは私の印象なので本当にそうかはわからない。なぜなら、MacBookProを使っているのは社員200人の会社で「私」だけである。技術系の会社なのに・・・。デザインがいいものが買われている、という単純な理由ではないみたい。

 そんなことを考えている間に、オックスフォードサーカスに着く。ここは単なる交差点。先週ニュースでみたのだが、交差点の中心の上空に大きな丸いネオン(かレーザー?)のようなサインを夜ともす計画があるそうだ。さぞかし綺麗だろうな。しかしそんな想像よりも、あー、でも有楽町を歩きたいなぁという気分に負けてしまった。