超やらせ番組

vietatofumare2007-03-11


 またおかしな番組があった。「ボーン・サバイバー(生まれつきのサバイバー?)」という番組である。何をやるのかというと、わざと生存が厳しい場所に出かけていって、苦労しながら帰ってくるというアホな番組である。

 男が飛行機に乗っている。スカイダイビングをするタイプのもの。男もパラシュートを背負っている。それ以外にもリックのようなものも抱えている。場所は雪山である。延々と続く雪山。フランスかスイスか?そういうところである。でもって、男は飛行機から飛び降りた。パラシュートが開き、なんとか雪山のまっただ中に降り立った。要するにこの状態から文明のあるところまで歩いて帰るという「企画」である。アホか。

 装備なんてほとんどない。雪山登山の格好じゃない(だって、飛行機から飛び降りたのだから)。歩いていくったって、ねぇ。とまぁ、クレパスに落ちそうになったり、燃料で雪を溶かしお湯を飲んでいたり、生の魚を食べたり(生きたままかじりつくという暴挙にでている)、鹿をしとめようとしたり(その足で追いつくわけない)、もうサバイバーである。添付の画像は氷の張った川に落ちたときである。普通、これでもうダメなはずだが、この男は「解説」しながら、はい上がってくる(笑)。体温がどうのこうの言いながら。蘊蓄垂れている場合か。

 そういう企画なのだが、これ「カメラマン」がいるんだよね。なんだそりゃ、という感じがする。というか、何がしたいのだろうか?ドキュメンタリー? サバイバルテクニックの勉強とも違う。なんなんだろう。そういう分けの分からない番組である。それにしても、イギリスのテレビはつまらん。もう、笑いが全然ない。笑いに世界性があったら(言葉や習慣による地域性がなかったら)、笑いはアニメの次にくる日本の輸出品になるのに。